コーチのコアコンピテンシーについて~見出しから~

コーチのコアコンピテンシーとは何でしょうか?

コーチという仕事を効果的に提供できるようになるためにはどんな知識、能力、ツール、スキルが必要なのだろうか?
それは、他の職業とはどう違うのか?

という問いもと、定められました。

最初にコアコンピテンシーが言語化されたのは1998年ですが、それから約20年後の2017年に、より、時代に合ったものへと見直しをはかり1300人のコーチからの協力をもとに

・コーチングの価値とは何か?
・コーチングに必要なマインドセットとは何か?
・どのようなスキルが必要なのか?

などについて2年間の調査期間を経て2019年に多様性のある今の時代に適応した内容に更新しました。
コアコンピテンシーは、コーチングを行う際に、特に意識を向ける必要がある領域を具体的に示しています。
このコンピテンシーを読み込むことによって、やること、やらないことがはっきりするでしょう。

内容は概念的で、ぱっと読んで一瞬、簡単に理解できるようにも感じますが、実際にコーチングする時にどのような場面で使えるのか?
何をすると、このコンピテンシーに書かれていることがコーチングにおいて実現できるのだろうか?

それらを探求することが理解に繋がり、ICFが定義するコーチに近づく道となります。

このコンピテンシーは大きく4つの領域に分かれています。
そして、それぞれの領域はさらにいくつかの項目に分かれています。
まずは、領域と項目だけを先に見ていきましょう。

A.  基盤を整える

B. 関係性をともに築く

C. 効果的なコミュニケーショ

D. 学習と成長を育む

以上の4つが領域として挙げられています。
そして、それぞれの領域にさらに見出しがついていますので、見ていきましょう。

A.  基盤を整える

1.倫理に基づいた行動をしていることを示している

 2.コーチングマインドを体現している

B. 関係性をともに築く

3. 合意の確立と維持
4. 信頼と安全を育む
5.今ここに在り続ける

C. 効果的なコミュニケーショ

6. 積極的傾聴
7. 気づきを引き起こす

D. 学習と成長を育む

8.クライアントの成長を促進する

以上、見出しだけを見てみましたがいかがでしょうか?
まずは、細かな項目に入る前に、見出しだけを見て、
どのようなことをすると、この見出しを体現していることになるだろうか?
とイメージしてみることが、今後の学習の可能性を広げます。

これからの記事で順にそれぞれの項目について触れていきます。

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