コーチングフローを使いこなす

コーチングの会話はどんな流れで進むのか?

コーチングセッションには流れがあります。

「コーチングフロー」(流れ)とか、学ぶスクールによっては、

「コーチングストラクチャー」(構造)と呼んでいるとこともあります。

どんな流れかというと

まずは、話したい内容(テーマ)を聞く

それについて

1.目標を明確にする

2.現状を明確にする

3.ギャップを明確にする

4.行動を決定する

5.エバリエーション(振り返り)

では、

コーチングフローに沿ってコーチ出来ると何がよいのでしょうか?

まずは、お互いが、この流れを共有することで、

相手との会話が今、どの位置にあり、これからどこに行けばよいのかを把握することができます。

「コーチングフローは対話の地図である」

と表現されることもあります。

地図が無いと、どこに行ってよいのか迷いますよね。

お互いが、地図を共有することで、

次は何の話をしようか?

もう少し、未来の話をしてみようか?

と目的(ゴール)をもって話を進められます。

これが、井戸端会議的な普通の会話との違いです。

2つ目の良いことは

気づきが起きることです。

気づきというのは、普段、見ていないものを見たときに起こります。

人によっては、現状の不満ばかりを話す方もいます。

その人にとって、

「本当はどうなりたいの?」と未来の質問をすることで視点が変わります。

また、

「過去にうまくいったことは?」や

「同じような状況だった時にはどうしたの?」

と質問することで、選択肢が広がります。

選択肢が増えることで、可能性が広がり、行動に繋がります。

では、実際にどんな質問をするのか、ステップごとに例を挙げていきましょう。

目標を明確にする

・いつまでに、どんな状態になったら良いですか?

・この時間の中で、何がはっきりしたら良いですか?

・その目標を達成した時のイメージはどんなもの?

・それを達成すると何が手に入るの?

など・・・次に

現状を明確にする

そのテーマに対して

・今はどのような状態ですか?

・今、やってることはどんなこと?

・一緒にやっている人たちは、今、この状態をどう感じていると思う?

・理想が100点なら、今は何点ぐらい?

・今、何が出来ているからその点数なの?

など・・・そして、次のステップ

ギャップを明確にする

ここの部分をたくさん出すことで選択肢が増えます

・今、やった方が良いのにやっていないことは?

・モデルとする人なら、何をしている?

・過去にうまくいったときは何をしていた?

・過去にうまくいかなかったときはどうしたの?

・協力してくれる人は?

 

・・・など

たくさん出てきたら、行動の話題に移ります。

行動を決定する

・この1週間でまずためせることは?

・最初の小さな1歩はなに?

・やめることは何?

・誰とやりますか?

・いつやりますか?

(これは、今でしょ!って返しを期待しているみたいで、あまり使いたくないけど・・・でもコミットを取るには有効!)

そして最後に、明確になったこと、ならなかったことを整理、確認します。

 

エバリエーション(振り返り)

・ここまで、話してはっきりしたことは?

・はっきりしていない事でこれからはっきりさせることは?

・この時間はどんな時間でしたか?

・この先、どのように活かしますか?

など、次につなげるために、この振り返りの時間は必要です。

 

そして、最後に勇気づけの後押しで終わります。

・あなたの取り組みを応援しています!

・やったらぜひ、感想を聞かせてください!

など・・・。

いかがでしょうか?

普段は、なかなか使うことのない質問もあると思います。

 

まずは、このコーチングフローに沿った会話の練習をしてみてください!

ご自身が体験してみたい場合は

 

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