コーチング練習でも量は質に転化する!

どのくらい練習したらうまくなるのか?

コーチングを学び始めの頃は、すべてが新鮮で、ちょっと言い回しを変えるだけで相手の反応が面白いように変わり、自分の上達が目に見えて分かります。

そして、しばらくすると、学んだことが頭の中にいっぱい、いっぱいになります。

頭の中が情報でいっぱいで引っ張り出すのに時間がかかる感じ。

そして、気をつけなければいけないことがたくさんありすぎて、練習をしていても、質問どころか相づちもまともに返せない状態になってしまいます。

なんか、余計にコミュニケーションがぎこちない!

私が、そうでした。

セッション練習の途中で頭が真っ白になり、固まってしまうのです。

次の言葉も出てこなくて、「すみません、ここでちょっと終わって下さい!」とギブアップしてしまうこともしばしばありました。

聴くことが得意だと思っていたのに、聴いている間も、次は何を質問しよう?と考えてしまって相手の話が上の空。そんな状態で質問が出るはずがありません。

では、このような状態から脱するためにどうしたら良いのでしょう?

愚直に練習です!

いっぺんにコーチングが上手くなる魔法はありませんが、

練習を続けることで、ある日、突然、闇から抜けることがあります。

今まで聞こえなかったクライアントの声が聞こえたり

なぜか、ふと聞きたくなった質問を投げるとクライアントに気づきが起きたり・・・。

練習が辛くなったら?

コーチングセッションの練習が出来ないと感じたら、一旦、質問を封印しましょう!

ただ、ひたすら、相手を理解しようと聴くこと。

この人はどんな人だろう?どんな価値観を持っているんだろう?と

視点を相手に向けてください。

練習でつまづいている時は多くの場合、自分に視点が向いています。

例えば

なかなか質問が出てこない自分に対して、相手が「大丈夫か?このコーチ?」って思っていないかな?とか。

下手なコーチだなって思われていないかな?とか

ここで、何か視点を変える質問をしないと、話が延々と続くな・・・とか

テーマを絞り切れていないけど、時間オーバーしないかな?とか。

コーチ自身の頭の中のおしゃべりをいったん、脇に置く。

 

そんな器用なこと、出来ない!と思う方もいるでしょう。

でも、それも練習のうち。

旧バージョンのコーチのコアコンピテンシーには以下の表現があります。

「クライアントが言葉で表現していること、表現していないことについて完全に集中して聞くことができ、クライアントの要望内容からその真意を理解し、クライアントの自己表現をサポートする能力がある。」

完全に集中して聞く

 

完全に集中って!?

少なくとも、今の質問どうだったかな?と自分に視点が向いている状態ではないですね。

まずは、「完全に集中」の状態を練習するために、瞑想もオススメです。

私も時々やりますが「今、ここ、自分の呼吸に集中する」と意識していても、気が付くと他ごとを考えがちです。

そうやって、集中できるようになってきたら、今度は

コーチングフローに沿った質問の練習をしてください!

詳しくは以前のコラムに書いてます。
コーチングフローを使いこなす

考えなくても質問が出てくるくらいに型通りのコーチングフローを練習する!

今日の記事は、なかなかコーチングが上達しなくてしんどい!

出来ない自分にイライラする!

どうすればいいの!?

と悩んでいる方のために書きました。

もう一度言います。

愚直にコーチングをする!

これが上達への、遠回りなようで、確実で、結果的に早くたどり着ける道です。

一つのことを極めるには1000時間が必要と言われます。
1日1時間で3年、1日3時間で1年です。

量は質に転化します!

一人で練習が厳しい方は、コーチと一緒に練習しましょう!

私がクライアント役をやり、フィードバックします。

私もかつて、そうやって練習してきました。

メンターコーチングセッション、といいう方法です。

他の方はどんなセッションをするのか興味があるかたは、コーチ塾を覗いてくださいませ。

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