フィードバックの目的は
3月のコーチ塾でフィードバックについて扱いました。
フィードバックの目的は
相手の目標に向けての軌道修正
そして、勇気づけ
フィードバックとは、
受け取った情報を、そのまま相手に返すこと。
そこに評価や判断を入れません・・・。
・・・
と、一通り、説明した後、こんな質問がありました。
「自分は、ついつい、フィードバックするときに、
こうしたら良いよ、とか、
そんな気持ちも入ってしまうのですが、
そんな評価や、判断が入ってはダメなんですか?」
と。
こうやって質問されると、改めて考えますね。
なぜ、評価や判断をいれてはいけないのか?
皆さんはどう考えますか?
色々あると思いますが、私は、こう考えました。
批判されたと感じると人はどうなるでしょうか?
ムッとする、
反論する
落ち込む
ショックを受ける・・・
などの感情が湧いてくると思います。
フィードバックの批判の言葉を受け止める前に
自分の感情の波に飲み込まれてしまう。
「いやだ!」というマイナスの感情を持った相手に
どれくらい、正直に、
どれくらい、気兼ねなく
どれくらい、自分自身を表現できるでしょうか?
コーチングは自己探求の旅です。
批判の後には、その旅は終わるでしょう。
中には、カッとしながら、
「なぜ、自分はこんなに怒ってるんだ?」
「自分の大切な何をないがしろにされたから?」
など、セルフコーチングを始める達人もいるかもしれませんが、
多くの方は、自己探求の旅というより
相手を攻撃したり、
やっぱり自分はダメなんだと
自信を失ったりして
行動が起こせず
目標から遠ざかるでしょう。
フィードバックの目的は
相手の目標に向けての軌道修正
そして、勇気づけ。
「批判、判断を入れないこと」
これが、相手の行動変容につながります。
ついつい長くなってしまいました。
じゃあ、勇気づけのフィードバックってどんなこと?
行動変容を促すフィードバックって?
について、
次回はもう少し掘り下げていきますね。
(以上、過去に配信されたここきょう通信より)