コーチングでよく言われるのは、
「コーチは教えない。答えは相手の中にある。」
ですが、
相手の中に答えが無いこともあります。
じゃあ、そんな相手にはコーチングできないの?
というと、そうではなく、
どうやって答えに辿り着くかを一緒に考えます。
もちろん、教えないといけない場面や
指示しないといけない場面はあります。
緊急事態が発生したときに、
「どうしたら良いと思う?」
なんて言っている間に事件は重大になってしまいますね。
ですが、
緊急事態が起こっても、
自分で考えて行動できる人になるために
今、何ができるだろう?
というテーマでコーチングすることはできます。
コーチングに最も適していることは
緊急でないけれど、重要なこと
なかなか自分一人では、考えないですよね。
有名なスティーブン・R・コヴィー博士の『7つの習慣』でも
第Ⅱ領域は、「緊急ではないが重要な活動」である。
人間関係を育てる、
自分のミッション・ステートメントを書く、
長期的な計画を立てる、
身体を鍛える、
予防メンテナンスを怠らない、準備する
など、
こうした活動はやらなければいけないとはわかっていても、
緊急ではないから、ついつい後回しにしてしまうことばかり。
効果的な生き方のできる人は、これらの活動に時間をかけているのであると記されています。
ついつい後回しにしてしまうけど、大切なこと
これをコーチと取り組むことで、人生が変化します。
相手の中に答えが無いことを一緒に考える
これもコーチングなのです。